
ドローンが私たちの生活を変えると言われ始めてからけっこうな時間が経ちましたが、その波はコーヒー業界にも訪れています。小さくて高性能のドローンを活用すれば、コーヒーや薬などなんでも宅配することができると言われています。
ドローンのスタートアップは数多く存在するのですが、その中でもアメリカ合衆国カリフォルニア州で活動するUvionix社が面白い動画をあげていました。
この動画では、朝起きてコーヒーを飲みたいけど自分でコーヒーを淹れるのはだるいなと思っている女性がおもむろにアプリでコーヒーを注文すると、実際のカフェに注文オーダーが飛んで、その注文を確認したバリスタがコーヒーを作成。作ったコーヒーをドローンに乗せるとドローンがお客さんの家まで宅配してくれるというものです。
当然イメージビデオであって実際にこのサービスはまだ開始されていません。コーヒーは人間が手に持っててもこぼれるのにドローンで宅配できるのか、東京だとアパートばかりでドローンが庭に着地できないがベランダでもできるのか、そもそも法律的にセーフなのか…などなど疑問を抱く人も多いかと思います。
ペーパードライバーでお悩みの方
当然今現在すぐに提供されるようなサービスではないかと思いますが、今後の社会の流れ次第では実現する可能性がある画期的なサービスなのではないかなと個人的には思います。僕もカフェでコーヒーをテイクアウトで頼んで、それを家に持って帰ってから飲むことが多いのですが、このサービスがあればパジャマを着替えてカフェに行く必要が省けます。
Googleのドローン部門はスターバックスに交渉するも難航な様子
Googleのアルファベット(Alphabet)という会社にはProject Wingというドローンを取り扱っている部門があります。その部門はドローンを日常生活のあらゆる部門で提供するための可能性を模索しているのですが、スターバックスとの交渉は難航しているとアメリカのBloomberg紙は報じています。 ドローンが登場したばかりの2014年頃には、ドローンの日常生活への活用は数年以内などと予測されていましたが、あれから数年経った現在も少なくともコーヒーをデリバリーすることはできないようです。
コーヒーデリバリーには可能性がある
しかし、ドローンを活用するのか他の手段を活用するのかは別にしても、コーヒーをデリバリーするということに関してはコーヒーのスタートアップ業界では高い関心が持たれている分野であり、ニューヨークでは既にそのようなサービスが展開されています。 まだ試験的な段階であることからアメリア全土で提供はされておらず、ニューヨークのマンハッタン島の一部のエリアのみではあるのですが、Clowderというスタートアップはラテやカプチーノなどをデリバリーしています。このスタートアップはY combinatorなど世界的にも有名な投資会社のバックアップも受けており、かなり注目度が高いコーヒースタートアップの1つです。 いずれにしても、朝起きてスマホのアプリをポチポチするだけで、スタバのラテが玄関に届くような時代が来たら面白いですね。
